BRICS首脳会議、ロシアで開幕 厳戒態勢下で36カ国参加
(VOVWORLD) -ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカなどで構成するBRICSの首脳会議が22日にロシア西部カザンで開幕しました。
(写真:IRNA/TTXVN) |
ロシアで過去最大規模の外交イベントとして市街地などでは厳戒態勢が敷かれる中、BRICS加盟国各国の代表団やメディア関係者が相次いでカザンを訪れました。
22日は中国の習近平(シー・ジンピン)国家主席ら各国首脳が相次いでカザンに到着し、同日午後にはロシアのプーチン大統領と首脳会談を開きました。ロシアのウシャコフ大統領補佐官によると今回の首脳会議には36カ国が参加します。
首脳会議の開催期間中、BRICS加盟国各国や招待国の代表団ら約2万人がカザンを訪問すると予想されています。現地の空港や市街地には警官が多数配置されて検問を強化するなど厳戒態勢の警備が敷かれました。
ロシアメディアによりますと、カザンの地元の大学には首脳会議の警備を担当する治安機関の職員3000人分が宿泊できる施設を準備されました。
安全上の理由で道路の交通規制が実施され多くの学校が休校となったほか、カザンの観光名所なども安全上の理由で閉鎖されました。歴史的な建造物であるカザン・クレムリンは首脳会議の開催期間を含む約1週間は観光客の入場が制限されるといいます。
カザンはロシアの首都モスクワの東約800キロメートルに位置するタタールスタン共和国の首都です。
ロシアは議長国を務めた過去のBRICS首脳会議でも地域活性化を狙い地方都市で開催してきました。2009年の首脳会議は中部の工業都市エカテリンブルクで開催されました。(nikkei.com)